高速の友達 | にかぽの日記

高速の友達

「休みの日ぐらいは病室で遊んでやろう」って昨日書いたのだが、お父さん、イマイチ人気がない。で、頑張っているカケにおもちゃのプレゼントを渡し、さっさと病室を後にして、午後、滑ってきた。


以前書いたと思うが、私は高速ぶっ飛ばし男である。高速をぶっ飛ばしていると、同じ速度でぶっ飛ばしている車に対して仲間意識が出てくる。今日は黄色いベンツと黒のセルシオが仲間だった。川越から伊香保までずっといっしょだったよ。


仲間意識ってのは何か。ぶっ飛ばし野郎は遅い車や車間距離を空けている車が大嫌い。自分の前の車が車間距離を空けていると、必ず前の車を抜かしてその前に入りたくなる。遅い車がいると、おらおらおらぁっ、道を譲りやがれ、と思いっきりあおりたくなる。だが、仲間にはこれをしない。


セルシオ野郎とは関越の料金所で出会ったのだが、最初にいきなりあおられた。警察だったりすると嫌なので、私はあおられた場合には素直に道を譲る。だが、何度か抜いたり抜かれたりしているうちに、セルシオは私をペースメーカにしたようだ。一時的に私のスピードが落ちても、車間距離を空けてついてくるようになった。はい、君とはこれで仲間だね。


セルシオと交友を深める一方で、私は前を走る黄色いベンツをいち早く仲間だと見抜き、ベンツとは一定の距離を空けることにした。私のペースメーカはベンツだ。


しばらくして、ベンツがその前を行くプレジデントを絶対に抜かさないことに気づいた。プレジデントの速度が少し落ちても抜かさない。ははーん、ベンツはプレジデント君をペースメーカにしたな。


こうやって、ぶっ飛ばし野郎どもは仲間を増やしていくのである。君も高速ランデブーを体験してみないか。